皆さんは家を建てる時に、ウォシュレットってついていましたか?それとも自分でDIYしましたか?施主支給して取り付けてもらうという方法もあるし、いろいろな選択肢がありますね。
今回は、機能のわりに価格を抑えられる、DIYでウォシュレットを取り付けてみたというお話です。
- 便器の形はどれが良い?
- ウォシュレット故障のリスク
- TOTOのウォシュレットを取り付けたい
- TOTOのウォシュレットは2種類ある
- 家電量販店ではアプリコットがない!!
- 延長保証はWebで申し込もう
- いよいよ新居に取り付け
- かかった費用を公開
便器の形はどれが良い?
家の打ち合わせをしている時に絶対出てくるのがトイレの話。今は、タンクレスでスッキリした物や、タンクはあるんだけどロータンクタイプでタンクレスに似たような構造の物。そして従来からあるタンクと便器の組み合わせ便器タイプの3種類があると思います。
タンクレス
(TOTO webより)
ロータンクタイプ
(TOTO webより)
後ろが少し盛り上がっているのが特徴
組み合わせ便器
お家をすっきり見せるためにはタンクレスの方が良いに決まっています。でも、価格を確認すると・・・
リケ男(290,000円??29万円もするの??たかっ!!)
だったらタンクレスじゃなくてよくないという事でロータンクタイプを確認すると・・・
10万円・・・タンクレスよりはましかな。トイレで10万円するのか。まぁ、災害時は一応タンクがついているから1回は流せるしこれでいいか。という事で、ロータンクのまま打ち合わせは進んでいった。
ウォシュレット故障のリスク
こういう家電製品につきものなのが故障。実家のウォシュレットも新築時に取り付けて約10年後くらいに着座センサーが反応しなくなり交換することに・・・
リケ男「ちょっと待てよ。10年後くらいにウォシュレットが壊れる・・・→つまり、ウォシュレットの修理が発生する→もし修理不可能だったら交換・・・それって便器ごと交換になっちゃうじゃん!!」
リケ男「実家の便器は25年以上経っているけど問題なさそう。壊れるのはウォシュレットの方だけだ!」
リケ子「すっきりしているのはいいけど、壊れた時のことを考えるとちょっと大変そう」
TOTOのウォシュレットを取り付けたい
ウォシュレットと言えばTOTO。
TOTOと言えばアプリコット。
アプリコットがあう便器と言えばTOTO製
リケ男(よし。TOTO製の組み合わせ便器に変更してもらう。そして、ウォシュレットを施主支給して付けてもらおう)
早速ブルー建築士にメールして便器を変更してもらう事に。すると次の打ち合わせの時にこんな答えが。
ブルー建築士「リケ男さん。あのー、TOTOの組み合わせ便器なんですが取り扱ってなくて定価になってしまうんですよ・・・。」
その額なんと11万円!!!
ブルー建築士「さらに工事代金もかかるのでお勧めできないんですー。」
リケ男(これに、ウォシュレット代を含めると16万円くらい・・・。更に工事代を4万円とすると合計20万円。ロータンクどころかタンクレスまで手が届きそうな価格!!これならロータンクの方がメリットあるかも。)
リケ男「えっ、普通の便器を取り扱って無いなんてあり得るんですか??」
ブルー建築士「そうなんですよね。でも、LIXILの組み合わせ便器ならご用意がありますよ。」
ブルー建築士「この写真の物で、ウォシュレットなし便座が普通に座るだけの物で56,000円です。」
リケ男「えっ、56,000円??かなり安いじゃないですか。」
ブルー建築士「こちらなら工事代金込みです」
リケ男(こっちの方がめちゃくちゃ安い!!これにしよう)
リケ男「これって、TOTO製のウォシュレットって取り付けられるんですか?」
ブルー建築士「たいていの物は取り付けられますよ」
ということで、便器が決定した。残りはどのウォシュレットを取り付けるかだ!
TOTOのウォシュレットは2種類ある
早速TOTOのWebページでウォシュレットを検索する
リケ男(あった、あった。ウォシュレット。3種類あるのか。やっぱり、アプリコットでしょ。洗い心地が違うからね)
価格を見ると10万以上・・・。便器が安くてもトータルで16万円くらいする・・・。
また、普段のトイレの事を思い出すと・・・
リケ子「ちゃんと蓋閉めた!!!!」
リケ男(チェッ!!)
ぱたん(トイレの蓋を閉める音)
普段ドアはしっかり閉めないリケ子だが、トイレの蓋だけはしっかり閉めるらしい・・・
もう一度ウォシュレットの表を確認すると
オート開閉があるじゃないですか!
この機能がついているのはF3シリーズのみ。
これの価格を見てみると・・・
アプリコットF3W
(レバー便器洗浄タイプ)
◆TCF4833R
169,000円(税込182,520円)
リケ男(たかっ!!まてよ。これって定価であってヨドバシカメラとかに行けばもっとお安いんでしょ。)
ということで、家電量販店へ行ってみた。
家電量販店ではアプリコットがない!!
ウォシュレット売り場を何往復もするが、お目当てのアプリコットがない。どうやら量販店では販売していないらしい。アプリコットに似た機能のTOTOウォシュレットは販売されていたがよくわからないし、6万円以上もするから気軽に試す事が出来ない。
どうやら量販店モデルというものだけを取り扱っているらしく、アプリコットは取り扱っていない。せっかく新居に必要な家電をいっぺんに購入して大幅な値引きを引き出そうと思ったのに、全然活用できそうにない!!
結局ネットで調べることに。
たまたま、TOTOアプリコットF3 TCF4733というモデルが67,000円となっていた。アプリコットの最上級品がこの価格で手に入るなら少し高くても良いかという事で購入。
家にはトイレが2つある。なのでウォシュレットも2つ必要だ。そんなときPanasonicショールームでみたトイレが気になった。
アラウーノの泡が出るやつが良いかもしれない。
そう思って調べてみるとPanasonicから泡を噴射するウォシュレットがあることが判明した。
泡の方が洗浄している感があってこっちの方が良いかもしれない。というか、TOTOのキレイ除菌水って効果あるの?という事が気になりだして、この「泡コートトワレ」も気になった。
早速ヨドバシカメラで泡コートトワレを見ると、なんと蓋の自動開閉有り無しで1.5万円くらい差がある。
リケ男「自動で蓋を閉め・・・」
リケ子「蓋なんて自分で閉めればいいの!!この安い方ください!!」
こうして安い方を注文したわけですが・・・
ヨドバシ店員「リケ男様。先ほどのお品なんですが品切れしておりまして、ワンランク上の蓋が自動開閉する方であれば、まだ在庫がございます。」
なんと、ここでもリケ男が欲しがっている自動開閉付きを選ぶこととが出来そうだ!
リケ男「あ~~じゃあしょうがないですね!!それにしましょう。」
価格はなんと7万円近く。アプリコットより高いなんて・・・。
延長保証はWebで申し込もう
こういった家電を購入する際に最近よくあるのが延長保証に加入するかどうか。しかし、ウォシュレットならWebでの加入がお得なのかもしれない。
ヨドバシだと保証料が年が経つごとに少なくなっていくし修理の回数がわずか1回のみ、それに対して、Panasonicの長期あんしん修理サービスなら保証料を支払えば、何度でも修理代金無料で対応してもらえるらしい。
温水洗浄便座なら3,333円+税で加入できる。
TOTOも同様のサービスを行っている
こちらは10年保証で約15,000円。壊れた時のことを考えるとお得かなと思い加入した。皆さんも、どの保証がお得か検討することをお勧めします。
いよいよ新居に取り付け
使用するウォシュレットは決定した。あとは新居に取り付けるだけだ。
用意する工具
プラスドライバー
マイナスドライバー
モンキーレンチ
紙コップ(水を受け止めるため)
雑巾
TOTOアプリコットF3 TCF4733取り付け
取付はPanasonicの方は簡易的な工具がセットになっていた。TOTOの方は工具がなかった。どちらにしても、手持ちのモンキーレンチを使用して取付を行った。
便器の穴の位置を確認して
プレートを取り付ける
右に回してタンクへ流れる水を止める
プラスチックの留め具を外してホースを引き抜くとホースから水が出てくるので紙コップで受け止めます。
ホースが取り付けられていた金具もモンキーレンチで緩めて取り外します。
用意されていた金具をそこに取り付けます。
ここで問題発生
このままだとタンクの配線が壁に当たって接続できません。
この用意されていた金具がダメなのか・・・。ホームセンターで代わりの物を買ってくるかとなったその時!!
水栓に六角形の溝を発見!!ゆっくり時計回りに回すと見事回りました。無事トイレの接続完了!(反対に回すと水漏れの可能性あります)
ウォシュレットのホースを締め付ければ完成。本体はスライドさせればカチッと固定されます。水栓を元に戻して完成!
取付完了!
夜トイレに行った時は、このように光っているのでトイレの照明を付けずに使用する事が出来ます。まぶしくないのでそのまますぐに眠りにつけるという素晴らしい配慮。流石TOTO。なので、このTOTOウォシュレットアプリコットは寝室のそばに付けて正解でした。
PanasonicDL-AWK400取り付け
リビングそばには泡で洗浄できる泡コートトワレを取り付けます。
プレートを便器の穴のところにおいて
これらのパーツを穴の上下に入れて挟むようにして固定します。
板の取り付け位置を示す型紙があるので、それに合わせてプレートを固定しましょう。
先ほどと同様にまずは水を止めます。その後紙コップを用意してタンクへ接続されているホースを外します。
ホースを固定している留め具はこういう構造になっています。
ここの金具をモンキーレンチで外します。
Panasonicはホースと金具が一体となっています。そこに外した金具を取り付けます。左側のパッキンも忘れずに!
こちらのトイレもホースが壁に当たってしまうので、水栓を回します。おそらく、トイレを取り付けた方の匙加減だと思うので皆さんが必要かどうかは不明です。
ウォシュレット本体側にホースを接続します。ウォシュレット本体はスライドさせればカチッっと固定されます。
本体右側には泡の正体である洗剤を入れるタンクがあります。
タンクに入れられる洗剤は中性洗剤です。
タンクへ洗剤をたっぷり入れて
本体にセット
洗剤補充後は「泡コート自動設定」を2秒間長押しする
泡コートトワレがもぞもぞ動き出して・・・
泡が出てきた!
端まで泡コートしたら、戻ります。戻る時も泡コートしてくれます。
泡コート完了です。この泡コート(Panasonic)とキレイ除菌水(TOTO)どちらが効果あるのかじっくり確かめたいと思います!
かかった費用を公開
便器:56,000-便座レス代3,700円+税
TOTO ウォシュレットアプリコット:67,000円
延長保証:15,000円
Panasonic泡コートトワレ:65,000円
延長保証:3,333円+税
計算するとトイレ1か所あたり13万円。ヘーベルハウスに依頼するとロータンクタイプで10万8千円。
LIXILタンクレス(自動開閉機能なし)で約13万円同じくらいの金額だけど、ウォシュレットの機能としては今回取り付けたDL-AWK400とアプリコットF3 TCF4733方が上だと思うので、同等の機能を求めるとハイクラスを選ぶしかなさそうです。
という事はつまりDIYした方がお得になったのかなと思います。ウォシュレットの取付は簡単なので、壊れた時も自分で交換できる一体型ではないものを選んで良かったと思ってます。