オシャレな家に不可欠なもの。それはオシャレな家具。基本的に新居でも、これまで賃貸アパートで使っていた家具を使おうと思っていたが、ソファだけはリケ子が一人暮らしをしていた時から使っていたものをそのまま結婚してからも使っていたため、あまりにも小さい!
20畳以上あるリビングなのに、二人用の小さなソファなんてリビングが泣く!ということで、新居完成が間近になった頃、匠大塚本店に行ってみた。
匠大塚本店
匠大塚本店は埼玉県春日部の春日部駅前にある。
匠大塚といえば、お家騒動で話題になった大塚家具の元社長(お父さん)が大塚家具を去った後に設立した家具屋。お高い家具しかないのでは?というイメージも強かったが、きっといい商品を見られるはず。せっかくの新居なので、見に行ってみようと車で向かってみた。
匠大塚にいざ入店・・・
元々大塚家具といえば、会員制の家具屋を売りにしているお店。お家騒動で現在の大塚家具は会員制ではもちろんないが、今回来たのは会員制を大切にしてきたお父さんのお店。入るのもちょっと緊張する・・・。エントランスには受付があり、そこを通る時に必ず声をかけられる。
店員「今日はどのようなものをお探しでしょうか?」
ソファであることを答えると、少し待って次に体育会系の男性店員(以下、家具マニア)が現れた。ご丁寧に名刺で挨拶。さすが匠大塚。
ソファの見極め方 とりあえす座りまくる
匠大塚といえば高級ラインアップばかりかと思いきや、そうでもない。海外産で作られたソファでも、もちろん数百万円のソファもあるが、買えるかもと思える値段のソファもあった。いろんなソファに座る。
※画像は匠大塚HPより(このソファは300万円弱・・・)
ただ海外産のソファはなんか座り心地が悪い・・・。これがリビングにあったら、めちゃくちゃカッコいいのに。
リケ男(なんかしっくり来ないんだよなぁ。)
家具マニア「いかがでしょうか?」
リケ子「うーん、なんか座り心地が微妙なんですよね。なんでだろう。これ、かっこいいのに。」
家具マニア「座面の大きさでしょうかね。」
家具マニアによると、海外製のソファの場合、海外の方の体格に合わせてソファを作っているため、座面が広め。海外の方に比べると、日本人の私たちは体格が小さめのため、座面が広すぎ膝の位置に合わせて座ると背中側のスペースが余ってしまうという。
家具マニア「そういう場合は、クッションで座り心地を調整されるお客様も多いですね。」
クッションで調整するのもいいのかもしれないが、普通に座るとイマイチな座り心地のソファ。あまり納得いかないなーと思いつつ、日本製のソファにも座ってみることに。
リケ男(おぉ、これはいいかも)
家具マニアの説明通り、これは座り心地抜群。3人用のソファで二人で座るにはちょうど良い。でもこれってゴロゴロできなくない?一人がゴロゴロしてしまうと、もう一人が座れない。新居はリビングが全てタイル張りのため、ソファでゴロゴロできないとリビングで寛ぐことができない!ここに来るまでとりあえず座り心地が良ければと思っていたが、寛ぐことができないソファなんて意味がない!
自分たちがくつろげるソファって?
とにかくソファでゴロゴロしたいリケ男と、ソファでテレビを見たり本を読みたいリケ子。ソファの使い方が少し違う二人が納得できるソファはどのようなものだろう?
※画像は匠大塚HPより
答えは「カウチソファ」!カウチソファであれば、一人がゴロゴロしていても、もう一人も余裕で座れる。ちょっときついかもしれないが、二人でゴロゴロもできる。
家具マニア「カウチソファですか!良いですね!ただカウチソファって結構場所を取るんですよね。そこがクリアできればカウチソファで良いですね。」
この日ももちろん間取りを持参していた二人。間取りを見せると途端に家具マニアのテンションが上がる。
家具マニア「おおぉぉ!広い!これなら絶対にカウチソファ入りますよ!」
この日匠大塚にあった日本製で、さらに手が届きそうな値段のカウチソファは二つ。背もたれが首くらいまであるタイプと、首元の位置で背もたれを上げ下げして調整できるタイプ。
リケ子「背もたれ、調整できるのも良いかもしれないけど、調整するかなー。最初から首まであるタイプで良いと思うんだけど・・・」
ということでソファは決定。座り心地、使い勝手を考えた結果、即決!・・・と思っていたが、ここまででもう2時間弱はかかっていた。
ソファの色は?素材は?
このソファはもちろん受注生産。ソファの色や素材も決めることができる。
リケ子はなぜか赤いソファを推していたが、さすがに却下。リビングのタイルが白なのに、そこに赤いソファなんて主張が激しすぎる(そもそも何故赤?)。家具マニアによると、真っ白の床にはやはり白目が合うのではないかとのこと。真っ白なタイルに、真っ白な壁、そして白いソファ・・・オシャレかもしれない。リケ子も納得したようだ。真っ白だと浮く可能性もあるので、アイボリーに決定。
素材は絶対に本革と決めていた。元々革製のソファが欲しかったのもあるが、この2時間、家具マニアによる匠大塚ソファツアーで、革の良さを叩き込まれていた(本革と合成皮革は全然触り心地が違うし、革製のソファでも仕上げの方法でかなり違う!)。ただ総革にするとさすがに高い。悩んでいると家具マニアが次のように言った。
家具マニア「例えば体に接するところは本革にして、体に触れることのないソファの裏面については合皮にするということもできますが・・・それだと大分料金もお安くなるかと思います!」
リケ男「それではそれでお願いします!」
購入決定。突然頑張り始める営業マン
家具マニア「それでは、こちらの商品でよろしいでしょうか?」
リケ男「うーん、まぁ予算よりも高いですけれど・・・まぁ・・・(ゴニョゴニョ)」
家具マニア「そこは、私、家具マニアにお任せください!精一杯頑張らせていただきます!」
そういうと家具マニアは店の奥へ消えていった。お高くとまっているイメージだった匠大塚でも営業マンが値下げ交渉に応じることは十分あるようだ。購入予定のソファで二人で寛いでいると、家具マニアが電卓とメモ帳片手に戻ってきた。
家具マニア「それではこちらでいかがでしょうか?」
その値段は定価より数万円単位で安くなっていた。聞くところによるとこの時期はちょうど匠大塚の2周年記念でキャンペーンもしていたよう。そのキャンペーンもあって、かなりお得になったようだ。ただ何故かまだお気に召さない様子のリケ男。
リケ男「この端数、どうにかなりませんか?この端数がなかったらな〜」
もうソファを買うことを決めているのに、カマをかけるリケ男。
家具マニア「・・・もう一度上司と相談してきます!」
・・・そうしてその端数も値引き対象となった。
謎のVIP待遇
お会計も配送の手配も全て完了し、帰宅しようとしたところ、家具マニアと二人の前に突然一人の男性が現れた。どうやら匠大塚本店の店長のようだ。
店長「このたびは、お買い上げ誠にありがとうございます!昨日であれば会長も来ていたんですが・・・今後とも匠大塚をぜひご贔屓ください!」
リケ男「ありがとうございました〜」
店長「あ!!!!ちょっとお待ちください!」
普通の挨拶で終わると思いきや、何故か店長は走って何処かに消えていった。店長を待つ二人と家具マニア。
〜5分後〜
店長「はぁはぁはぁ(息切れ)こちらぜひお召し上がりください!1階にカフェも併設してまして、そこのマフィンが美味しいんです!そしてこれがそのカフェの無料券です。期限もございませんので、お近くにいらっしゃった際にぜひお使いください。」
リケ男・リケ子「ありがとうございます〜。」
これがその時のマフィン
チョコレートのマフィンとクリームチーズのマフィン。クリームチーズの方は少し塩気があるおかずマフィンでこれはこれでおいしい!
初めての匠大塚本店訪問は、満足のいくソファが選べただけではなく、美味しいマフィンとカフェの無料券までもらえるという謎のVIP待遇付きだった。