リケ男とリケ子の重量鉄骨2階建てヘーベルハウスFREX建築計画

重量鉄骨ヘーベルハウス FREX(フレックス)建築記 2018年11月完成!!!

トイレでカラオケ?トイレ遮音ドアの効果を調べてみた

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トイレと言えば気になるのが音ですよね。音が気になって水を流しながら使うとか、音姫という水を流す音を出す装置付きのウォシュレットとか色々出ているんです。

そんな音が気になるトイレですがリケ男とリケ子の家では、トイレの音が気になるかなという事で遮音タイプのトイレ構造(防音壁)にしてもらっていました。

実は・・・先日、このブログに問い合わせがありました。

遮音ドアの効果を教えてください!

質問ありがとうございます!早速調べてみます!!っていうか、トイレって遮音仕様にしたからカラオケできるんじゃない??

遮音壁+遮音ドアのトイレ

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 このドアがヘーベルハウスで標準仕様になっているトイレ遮音ドアです。手元にある仕様書だとピュアホワイトのみの設定らしいです。木目調にしたい場合はシートを貼って対応する事になるのでしょうか。とにかく、白以外は特注になりそうです。

このドアの何が凄いのかというと・・・

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この画像はトイレ遮音ドアの床部分を撮影したものです。

この状態でカギをかけると・・・

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カシャーンという音とともにこのようなカバーが出てきます。

ドアの隙間をなるべく少なくして音漏れを防ごうという事のようです。

このドアは、この構造があるからか、ドア内部にも防音材が入っているからかは分かりませんが、結構重量感ある重さです。ほかのドアとは違うという事が伝わってくるドアです。

では、このドアを使って実験してみたいと思います。

スマホアプリで音の大きさを測定できるので、トイレの横50cmくらいにおいて早速実験開始!

歌を流してみた

トイレの中で音楽を再生して、扉を開けた状態・閉めた状態・鍵をかけた状態の3つの状態で音の大きさを測定してみます。

開けた状態:64dB

閉めた状態:50dB

鍵をかけた状態:47dB

60dBが通常の会話の音の大きさで、50dBは静かな事務所くらいと言われていますが、扉を閉めても歌ははっきりと聞こえます。無音ではないです。

この状態で鍵を閉めても、ほとんど変わらないかな・・・。せっかく扉からゴムが出てくるのに残念です・・・。

水の流れる音

次に試したのが水の流れる音ですYoutubeに水の流れる音という動画があったのでそれを再生して試してみました。

トイレと言えば水が流れますよね。その音はどのようになっているのでしょうか。

開けた状態:50dB

閉めた状態:42dB

鍵をかけた状態:41dB

40dBで図書館くらいの静かさなので、結構静かですね。耳をすませば聞こえるくらいですが、何かしていたら聞こえないレベルだと思います。

ウォシュレットのファンの音

最後に試したのがウォシュレットのファンの音です。トイレに入ると「ブーン」とファンが動き出しますが、これはどうだったのでしょうか。

開けた状態:53dB

閉めた状態:41dB

鍵をかけた状態:41dB

ファンの音って結構大きいんですよね。扉を閉めると静かになります。耳を澄ませば聞こえるレベルなので、テレビとかを見ていたら分からないと思います。

普通のトイレで検証

扉を閉めると静かになります・・・

 

これじゃどのくらい差があるのかが分からない!!ということで、もう一つのトイレで、同じ実験をしてみました。

こちらのトイレは、どこの部屋にも接していなかったので、節約のために遮音壁を取りやめました。どのくらい差が出てくるのでしょうか。

こちらは鍵をかけても何も変わらないので、扉を開けた状態と閉めた状態で比較します。

歌を流してみた

開けた状態:66dB

閉めた状態:56dB

60dBが通常の会話の音の大きさで、50dBは静かな事務所くらいと言われていますが、扉を閉めても歌ははっきりと聞こえます。結構普通に聞こえます・・・。

水の流れる音

 

開けた状態:48dB

閉めた状態:41dB

40dBで図書館くらいの静かさですが、結構静かですね。耳をすませば聞こえるくらいですが、何かしていたら聞こえないレベルだと思います。

ウォシュレットのファンの音

最後に試したのがウォシュレットのファンの音です。トイレに入ると「ブーン」とファンが動き出しますが、これはどうだったのでしょうか。

TOTOのウォシュレットは使用後にうるさくなるので、ちょっとセンサーをいじってうるさくした状態で測定しました。

開けた状態:52dB

閉めた状態:43dB

扉を閉めると静かになりますが聞こえないわけではありません。でも、テレビとかを見ていたら分からないと思います。

まとめ

遮音仕様と通常の仕様でどのくらいの差があったのでしょうか。

歌を流した場合

遮音:64→47dB

通常:66→56dB

 遮音仕様の方が明らかに音の大きさが小さくなっています。

水の流れる音

遮音:50→41dB

通常:48→41dB

このくらいの音になると、あまり実力を発揮できなくなってくるようですが、遮音の方が音を下げる効果が高そうです。

ファンの音

遮音:53→41dB

通常:42→43dB

ファンの音も、水の場合とほとんど変わらない結果となりました。

本当に静かな環境だと、音は聞こえてくると思いますが、テレビや音楽を聴いている状態だと殆ど分からないレベルまで音を下げてくれていると思います。

歌を流した場合だと、遮音仕様の場合だと扉を閉めると結構小さくなるので遮音効果が出ていることを実感できます。今回はトイレの横50cmで計測しましたが、そこからさらに離れれば音の大きさは小さくなるはず。

ドアをトイレ遮音ドアにするだけでなく、壁も遮音壁、床も遮音対応にすることで効果が出てくると思うので、ドアだけでなく全体を遮音にするのがおすすめです。

とはいっても、音というのは一度気になると、もうどうしょうもないくらい気になってしまうものなので、間取りの時点で対策をしておくのが良いと思います!

 

ちなみに・・・

 

トイレでカラオケは辞めた方が良いと思います・・・。

 

室内への音漏れは少し軽減されますが、トイレの換気扇から外に音漏れしてしまいます!!