土地の決済も終わり、土地の権利を手に入れたリケ男とリケ子。もうすぐ建築が始まろうとしていたが、その前に絶対にやらないといけないことが待ち構えていた。
(画像の間取りはフレックスレジデンス浜田山モデル)
建築確認申請とは
建築確認申請とは、建築法に定められており、実際の建築計画が都市計画法や消防法などの様々な法律に適合しているか否かを確認するというもの。この手続きを終えなければ、工事を進めることができないというもので、マイホームを建てるのであれば絶対に通る道。
ブルー建築士「確認申請の後は、基本的には間取りは変えられないので〜この日までに間取りを確定させましょう!!。あ・・・でもご納得いただけない場合は延長できますから・・・。」
本当にこの間取りで満足?
この後は間取りを変えられない、そう聞くと気になるのは本当にこれで満足なのか。この時の間取りは屋上付き2階建。3LDK。大枠は変わる予定はなかったが、細々した部分が気になる。
窓の位置
窓の位置は確認申請後には変えることが出来ないと告げられたものの一つだった。間取り図だけではイメージがしにくいのが正直なところだが、この場所では採光が取りにくい?と思った部分や実際に家具のレイアウト的に邪魔?と思われるところについては、少しずつ窓の位置を変えた。
ブルー建築士(はぁ・・・まだ変えるのかぁ・・・)
床暖房
この家の主役ともいうべき床暖房。図面には床暖房の位置もしっかり記載されているが、その床暖房の位置が実際の生活スタイルに合っているのかは重要な確認ポイント。しかも床暖房って安くないし、後から場所を変えることも難しいだろうし・・・。
リケ男「床暖房がキッチンとそらのまの間のスペースに入っていないので、入れてください」
ブルー建築士「・・・わかりました・・・凹」
屋上の大きさ
屋上で何をするかは全くノープランだが、狭くては屋上が存在する意味もない。
リケ男「屋上ってもう少し広げられたりしますか?」
ブルー建築士「お値段も少し上がる可能性はありますが、広げることは可能ですよ!こちらも変えますね・・・」
ブルー建築士(はぁ・・・・)
今日こそは!と意気込むブルー建築士に次々と細かい注文をつけ続けるリケ男。繰り返す事3週間ほど、ようやく最終的な間取りが完成した。とは言っても、細かい設備などの仕様はまだ決まっていない部分も多い・・・
ブルー建築士「設備などはちょっと残っているところもありますが、間取りは大枠これで申請しちゃいますね〜。窓の位置とか家の大枠のところはもう変えられないので、ご了承ください〜。」
晴れ晴れとした表情でリケ男からサインをもらうブルー建築士。ただし細かな設備などについては、まだまだ決まっていない事だらけだった。
サインしたのに窓の位置を変えちゃう
リケ男がサインをした後、オーガニック系とインテリアの打ち合わせをしている時・・・
リケ子「ここの棚いるかなー」
オーガニック系「ダイニング側に棚を設置すれば収納量はほぼ変わらずにいけると思います。」
リケ子「じゃあ、ここの棚は無しにしましょう!」
そう。建築確認申請後であっても家の内部はまだ変更できるのだ!
リケ男「あ・・・この窓・・・。」
そう。棚に合わせて窓の位置とサイズを決定していた。
しかし・・・
棚がなくなった今、このサイズの窓にする必要がないではないか!!
リケ男は外から家の中をのぞかれるのが嫌いだ。だから、窓は目線の高さより高いところに設置したい。
こんな感じで壁の上の方にあれば覗かれる心配はないだろう。
リケ男「こんな感じの窓に変更したいんですけど・・・」
リケ子「えっ・・・まさか!」
オーガニック系「えっ、変更ですか!先ほどサインを頂いたばかりなんですけど・・・すぐに言ってきます!!」
待つこと数分
オーガニック系「実際に提出するのは来週だったので、なんとか変更できました。ご安心ください。」
無事窓を”縦すべり出し窓”から”横すべり出し窓”へ変更することができた。このタイミングで気づけて良かったー。
(皆さんはサイン後の変更はしないようにお気を付けください。ちなみに、どうしても変更したい場合はもちろん可能ですがそれ相応の費用が加算されると思っていた方が良いでしょう。例えば部品の発注・機関への提出図面の修正などなど・・・)