外構担当者のBBAが言っていることに全く納得がいかなかったため、クレームを付けたところ、なんと営業担当からまでヘーベルハウス以外での外構工事を提案されたリケ男とリケ子。
とは言っても、流石に前回の外構打ち合わせのままヘーベルハウスとの打ち合わせを終了させるわけにもいかない。ということで、全く結論は見えないが、外構打ち合わせ2回目が開催されることになった。
2回目の外構打ち合わせ
どうせまたあのBBA(外構の色決め担当者w)がしゃしゃり出てきて、大した話も出来ないのだろうと思って全く期待していなかったリケ男。用意してもらった飲み物を飲みながら、BBAを待っているとそこに現れたのは意外な人物だった。
・・・
ブルー建築士。
あれ?なんかまだ間取りのことで話し合うことあったっけ・・・?しかもなんか気のせいか、今日も気分はブルーな様子。
ブルー建築士「外構の件ですが・・・」
そう言って、BBAのことに触れることなく、ブルー建築士は外構の打ち合わせを始めた。BBA、どこ行った・・・?その後、やっつけヘーベルも現れたが、誰一人としてBBAについては触れなかった。そして謝罪も特になし。
あれ・・・先週悪い夢でも見てた・・・?
と思ったが、ブルー建築士が持ってきた外構図には、先週伝えた外構のこだわりはしっかりと反映されている。外構の話はブルー建築士にも、やっつけヘーベルにもしたことがない。どうやらあれは夢ではなかったようだ。
境界線のフェンスの話
BBAとの打ち合わせの時はイライラしすぎて全く忘れていたが、今回の外構で一番気になるところは何よりもフェンスだった。
今回購入した土地は、元々畑地だった土地を3つの宅地に分けた土地。元々宅地だったわけではなかったが、各土地の境界線にはなぜかブロック(高さはかなり低め)が埋められていた。ブロックがあるので、そこにフェンスを建てれば終わり!という単純な話ではもちろんない。
ブロックは境界線上にあるため、境界線を挟んだ隣家と「共有」。つまり壊すことも勝手には出来ないし、またそのブロックの上にフェンスをつけようとすると、共有のものにフェンスをたてることになるため、その料金をどうしようか(折半?)、また数年後壊れた時に誰が修理するのか、などいろいろ揉める可能性もある。
↓こういうブロック塀の中心が境界線になっている。
3つの土地のうち一つは元地主の娘夫婦が家を建てているところで、徐々に工事が進められているところ。もう一つの土地も私たちの3階建騒動が解決した後、すぐに売れたようだった。
3つの宅地に建てられる家は、少し時間差はあれどほぼ同時進行で建てられることになる。つまりどの家も、誰かが境界線にフェンスをつけることを待っている可能性があった。もちろん意地でもその最初の誰かにはなりたくない!
以前に草刈りをしている時に、元地主に会った時にもその話題になった。
〜回想〜
元地主「そういえば、境界線のブロックってどうするんだろうね・・・?」
リケ男「何も聞いてないですね・・・」
元地主「小人不動産がフェンス立ててくれれば良いのにねー」
全力で元地主に同意したが、その後ももちろん小人不動産からは連絡はなし。実は誰かが動き出すのを待っていたが、もうそんな悠長なことはしていられなくなった。
境界線ブロックは壊して良いのか?
いま設置されている境界線ブロックはかなり低め。更地の状態であればブロックがあるのはもちろんわかるが、そこに基礎工事をして家を建てるとなると家に比べて高さはかなり低くなってしまう。つまり現状あるブロックをそのまま使うことはできない。
そこで、まず気になるのはブロックを壊して良いのか?そもそも、こんな共有のブロックなんかあるから面倒な事になっているんだ。だから壊してしまえ。という作戦。
しかし、壊すにもお金がかかるし、その後の境界線のためにさらにブロックを作るとなると・・・。実際問題そこまでしたくない・・・。
更に、壊すとなるとお隣さんと交渉しなければならない。それも面倒。つまり、共有ブロックを壊すことはとっても面倒という事だ。
ブロック塀を追加で作る
共有ブロックの横にブロック塀を追加で作るという方法もある。ここにフェンスを作ればそれは自分の物。何をしてもOK。壊れた時も自分で直せばいいから何といっても気楽である。でもちょっとした問題が・・・。
ブロックの基礎がT型になっていてすぐ横にブロックを積み上げることが簡単にできなくなっていた。
頭を悩ませる一同・・・
外構のポイントをもう一度思い返すと、ちゃんとした品質でお金はかけない。
すると、ブルー建築士が口を開いた。
ブルー建築士「あのー、独立基礎っていうのがありますよ。それならできるかも。」
ブルー建築士「ブロックでフェンスを作る時はこんな感じですけどー」
ブルー建築士「独立基礎なら、地中にコンクリートブロックを埋め込んで、そこにフェンスを建てる感じになります。これならブロックを積み重ねないので費用を抑えられそうです!」
リケ男「この方法よさそうですね。これにしましょう。」
方法は決まったものの、この独立基礎を埋め込むためには共有ブロックの基礎を一部壊す必要が出てくる。
リケ男「この基礎を壊すってことは、一応許可を取る事になるんですよね?面倒だな・・・」
やっつけヘーベル「リケ男さんご安心ください。そういった交渉は私共でやらさせていただきます。」
という事になり、境界線のブロックはそのままで、内側に独立基礎のフェンスを取り付けることになった。
(実際のところ、最初に家を完成させた元地主のところで勝手にブロック塀の工事をしていた。あれ・・・許可は・・・?そういった話無かったんですけど・・・)