家の間取りを再び考えることになったリケ男とリケ子。間取りを考えるうえで重要なのは・・・キッチン。
どんなキッチンにするかで必要なスペースが変わってくるから、キッチン選びはとても重要だ。
~普段のリケ男~
料理をするのが好きなリケ男はよくキッチンを使っていた。
リケ男「あーーー!!!キッチンが狭すぎて全然材料置けないわ (怒」
リケ男(イライラ)
賃貸マンションでは比較的大きめなキッチンだったが、コンロとシンクの間が狭くてまな板しか置けない状況。ここに、切る前の野菜を置くと、切った後の野菜を入れる容器を置く事が出来ない。まな板は小さいものを使用している為さらにイライラが溜まる・・・。
この様子を見ていたリケ子は、キッチンは作業スペースが広々しているものにしようと考えていた。
ブルー建築士「キッチンどうしますー?」
リケ子「作業スペースが広いマルチアイランドでお願いしますー」
今はマルチアイランドキッチンというヘーベルオリジナルキッチンが選択されている。
マルチアイランドキッチンなら、確かにシンク周りに広々した作業スペースがある。振り返ればコンロもあり動線も悪くなさそう。
キッチンを選ぶと次はキッチンのオプションを選択する。
ブルー建築士「食洗機つけときますね。」
マルチアイランドキッチンにももちろん食洗機は取り付けられる。しかし、注意書きをよく見るとこんな文字が・・・
”27W型には対応していません” *27W=マルチアイランドキッチン
・・・
~普段のリケ子の様子~
仕事から帰宅したリケ子はルンルン♪で料理を作っている。普段の夕食も手は抜かずにいろいろ作ってくれる。
リケ子「完成!!」
料理が完成したらすぐに食べるのがリケ子流。後片付けは食事後に後回し。
・・・(画像はイメージです・・・)
食事が終わって片付けようとすると、そこには大量の調理器具と食器の山。そしてそれをパンパンになった食洗機に詰め込むリケ子の姿が・・・
リケ子「あーーー!!もう入んない。もう一回洗わないといけないんだけど!! (怒」
リケ男(調理中にちょっと洗えばいいのに・・・)
リケ男とリケ子は共働きの為なるべくなら家事はしたくない。2回に分けてでも食洗機を使った方がいいと思っている。
いつもパンパンになっている食洗機を見ているから、新居でも2台体制で食洗機を使いたいと思っていた。
ブルー建築士にこの状況を伝えたら・・・
ブルー建築士「うーん・・・」
リケ男とリケ子「うん?」
ブルー建築士「2代目の食洗器、マルチアイランドの上に置いちゃいますか?見た目的にどうだろう・・・?」
リケ男とリケ子「見た目?」
ブルー建築士「食洗機を置くスペースはありますが・・・食洗機の背中が丸見えになっちゃいますね。」
せっかくのマルチアイランドキッチンなのに、食洗機がドンッと置かれると視界に邪魔なものが入ってきてしまう。オシャレ度はゼロだ。
ブルー建築士「マルチアイランドの場合、食洗機って浅型しか選べないんですよね・・・・。でも浅型だと洗い物はあんまり入らないから2つ必要ですよね・・・」
見た目的に納得がいかないブルー建築士。
ブルー建築士「このキッチンじゃなかったら深型の食洗機を選択できるんですけど・・・。」
新築でしかも注文住宅なのに、自分たちの生活には合っていない。リケ男もリケ子もこれっておかしいかもと思い始めた。でも、普通のキッチンだと広々とした作業スペースを取ることが難しくなりそうだ。かといって、キッチンスペースを広げるとキッチンの家になってしまう。
リケ男とリケ子「うーん・・・」
しばらく悩む3人・・・
そんな時、リケ子が思わぬことを口に出す。
リケ子「あのー。この家って収納少なくないですか?」
そういわれると、よく展示場で見かける大きなパントリーはない。ウォークインクローゼットもない。ダイニングの収納はマルチアイランドキッチンの収納のみ。
リケ男(えぇぇ?今、キッチンの話してたのに収納かよ!)
やっつけヘーベル「うーん。収納は床面積というより壁面積で考えていただく方がいいと思います。壁一面に収納があると結構いろいろ収納できますよ。」
リケ子「いつも、いろいろなものが収納できなくて散らかっちゃうんですよね。上着とかもどこにしまったらいいかわかんないし、しまいに行くもの面倒だし、もう何もかも置きっぱななんですよね。」
リケ男「キッチンもコーヒーメーカーや炊飯器、IHクッキングヒーターなどがあるんですけど、それ全部置けるのかな・・・?」
キッチンの選定で迷っていたのだが、何故かいつの間にか収納の話に。
更に悩む4人・・・
やっつけヘーベル「あのー・・・。よろしければ次回はリケ男とリケ子さんの自宅で打ち合わせをしませんか?いや、させてください!!!!。そして、収納するものを実際に測ってどこに収納するか考えていきましょう。こうしないと間取りの検討も進まないと思います!」
リケ男(たしかに、どこに何を置くか決めながら間取りを考えていけば、いい間取りになるかもしれない!)
こうして次回の打ち合わせは自宅で行われることになった。