リケ男とリケ子の重量鉄骨2階建てヘーベルハウスFREX建築計画

重量鉄骨ヘーベルハウス FREX(フレックス)建築記 2018年11月完成!!!

土地の契約を急かすヘーベルハウス

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提案図をいじり始めるリケ男

ヘーベルハウスが作ってきた間取りを見て、「ちょっと違う」そう言ったリケ男は設計図の余白部分におもむろに画を書き始めた。

リケ男「車庫は広めでー」
リケ男「畳コーナーもあってー」
リケ男「あ、そうだ。屋上も欲しいなぁ。」

(この間取りの影響を受けて、畳コーナー追加・・・)

これまでの打ち合わせではなかったくらいノリノリのリケ男。嫌な予感しかしないリケ子を横目に、さわやか営業マン(鋼メンタル)は意外な反応をした。

さわやか営業マン(鋼メンタル)「え?屋上ですか?太陽光いらないですか??私の家も、数珠さんの家も太陽光なんですよね。」
電卓店長「あ、うちもですね。」

 リケ男「・・・太陽光ですか・・・。そういうの設置すると悪徳業者が寄り付きそうですよね。それに本当にお得なんですかね?」

リケ男はこだわりも強いが、加えて疑い深い。

さわやか営業マン(鋼メンタル)「一般的には10年で元が取れるといわれてますが・・・」

太陽光はソーラーパネルだけでは使用することができない。別に設置されるパワーコンディショナーという装置がある。この装置は10年くらいで故障するといわれていて、交換が必要になるらしい。その交換に約30万円

さらに太陽光パネルの発電効率も年々落ちてくるはずだ。つまり当初の計画よりも売電収入が減っていく可能性が高い。

確かにプロパンガスの地域で、オール電化にするのであればメリットがあるかもしれないが、太陽光パネルのほかに温水を作り出す「エコキュート」が必須になり、初期費用もかかるし、定期的なメンテナンス費用も考慮しなければいけない。

それに比べて、ガス給湯器の初期費用はそこまで掛からないだろう。さらにリケ男とリケ子が選んだ地域は都市ガスが整備されている。都市ガスは、ガス代自体もプロパンガスに比べては安価なため、そこにわざわざ太陽光発電を登場させる意味はない気がする。

さわやか営業マン(鋼メンタル)「まぁお得な反面、初期費用もかかりますし、付けないという選択肢もありだとは思いますねー。ご検討頂いて付けたい!となるのであれば、また教えていただければと思います。」

太陽光パネルの話はあっさり終了したが、ここまでのリケ男の様子から好感触である事は何となくわかっていたのだろう。再びあの一言を発した。

さわやか営業マン「・・・リケ男さん、リケ子さん!お家作りを私たちにお任せいただけないでしょうか!!!

今度は捨て身ではない。さわやか営業マンも自信がありそうな様子だった。私たちも迷う。ヘーベルハウスの見積もりを見てみたいのはもちろんだが、前のように捨て駒的な感覚で間取りを考えてもらったわけではなかった。

リケ男「・・・まだレスコハウスと迷っているんです。なので今はまだ決められません・・・。」

さわやか営業マン(鋼メンタル)「・・・そうですよね。リケ男さんとリケ子さんの性格的に、きちんと比較してヘーベルハウスが一番だという結論を出していただいた方が良いと思いますので。」

さわやか営業マンは鋼メンタルなだけではなく、異常にポジティブだった。つい先日まで、私たちがヘーベルハウスを捨て駒にしようとしていた事なんて思いも及ばないようだ。

さわやか営業マン(鋼メンタル)「あ、ちなみに今度レスコハウスっていつ行かれる予定ですか?」

リケ男「明日ですね・・・他県のモデルハウスを見に行くんです。」

さわやか営業マン(鋼メンタル)「そうしましたら、明日までにまた間取りを作ってきます!明日レスコハウスに行かれた後にまたお話をさせていただけませんか!!??」

リケ男・リケ子「うーん、明日ですか・・・(めんどくさいなー)」

さわやか営業マン(鋼メンタル)「昨日、数珠さんに会ったんですけれど、その時に土地の話になって、どうやらそろそろ他の展示場に情報をバラまくらしいんですよね。明日くらいまでに返事が欲しいって売主が言っているみたいなんですよねー。」

リケ男「はっ?!?!急すぎませんか!?」

契約をとるために、コイツはったりをかましやがって・・・とは思ったものの、確かに前週に数珠はあと1週間後くらいに土地の情報を他の展示場にも解禁すると言っていた。全くの嘘だとも思えない。ただ、返事が欲しいだなんて一言も聞いていない!!

とりあえず次の日はレスコハウスのオバちゃんに会う予定があり、そこでも土地の紹介を受ける予定だったため、そこでの情報も含めて検討するという結論に至った。

相変わらず契約を取るためであれば姑息な手段を使ってくるヘーベルハウス。それに比べて大した付き合いもない私たちの土地探しにも一肌脱いでくれたオバちゃん。オバちゃんと一緒に家を建てたら絶対に楽しいし、いい家が出来るだろう。

オバちゃんが何とか良い土地を見つけてきてくれますように・・・そう祈りながら家路についた。