リケ男とリケ子の重量鉄骨2階建てヘーベルハウスFREX建築計画

重量鉄骨ヘーベルハウス FREX(フレックス)建築記 2018年11月完成!!!

ヘーベルハウスとの契約日!雑な資料が気になりすぎる・・・

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雑な資料が気になりすぎる!!

ついに契約をする予定の大安の日がやってきた。つまり、リケ男の時間稼ぎが終了したという事だ!金曜日だったので仕事終わりに展示場へ向かうリケ男とリケ子。季節は冬でもう外は真っ暗だが、戦いはこれからだ。

展示場の中に入ると早速電卓店長とさわやか営業マンが出迎えてくれた。平日に展示場に来たのは初めてで、いつもとはうって変わって静かな展示場。外はとても寒かったが、中はやっぱり床暖房のお陰でかなりポカポカしていた。展示場までどうやって来たかや天気の事など当たり障りのない世間話をした後は、早速新しい間取りと金額のお披露目!!早速さわやか営業マンが金額が書かれている紙を差し出してきた。

(ドキドキ)

リケ男・リケ子「おぉー」

 

金額は希望通りの金額に収まっている・・・ように見えた。紙の下まで目を通すと、「ここまでは●●●●万円、これ以降はオプションでお願いします」と記載されている。

ヘーベルハウスと契約すると決めた後に、メールで色々注文をつけたが、キッチンに付けたいと希望したビルトインガスオーブンやホテルライクな住友林業クレストの洗面化粧台はオプションになっていた。一方で、浴室乾燥機や防犯遮熱ガラスはきちんと予算内に含めてくれた。

さすが契約が掛かっている営業マンたち。自分たちが利益を出せるであろう範囲で、どうにか客がYESと言いそうなラインを見つけてきた。自分たちの希望もある程度通っており、これなら私たちもNOとは言わない。っていうか、あの時から注文しなかったらその分高くなっていたってことか!!

・・・ところで、金額も気になるところだが、さわやか営業マンが作ってきた書類が気になって話に集中できない。何故ならこのおそらくワードで作られている文書、文の始まりの位置が全然そろっていない・・・。なんなんだこの雑な文書・・・。

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(実際の資料をほぼ再現しました)

もしかして急いで作った・・・?

リケ男・リケ子(ジロジロ

必死に文書を見る私たちに、手ごたえは感じている様子のさわやか営業マンと電卓店長。

さわやか営業マン「リケ男さん、リケ子さん、お家作りを私たちに任せていただけませんか!!!(何回目??)

リケ男「・・・そうですね。よろしくお願いします。」

さわやか営業マン「・・・よろしくお願いします!!!!精一杯頑張らせていただきます!!」

新キャラ(2級建築士)登場

そう言うと示し合わせたように、見知らぬ女性が現れた。年齢はリケ男とリケ子と同じくらいか少し若いくらい。私たちの間取りを作ってくれた設計士の人だった。

その設計士の女性が出してきたのは「重要事項説明書」。契約をし、今後新築の家を建てるとなると、建築士法において必ず説明を受けないといけないものだった。女性は慣れた様子で淡々と説明をするが、ここでも細かいリケ男が一言。

口を挟んだのは、「工事と設計図書との照合の方法」という説明箇所だった。照合方法に「書類確認又は現場で目視もしくは計測」という部分があり、そこが気になってしまったようだ。

リケ男「これって書類確認だけでOKってしちゃう可能性もあるって事ですか?もし手抜き工事をしている場合でも、隠せちゃうって事ですよね??」

実家のパナホーム事件があってから手抜き工事には異常にうるさいリケ男。

さわやか営業マン「前提としてまず絶対手抜き工事はしませんから、ご安心ください!!それをお断りした上でですが、現場で見ないで工事と設計図の照合を行う事はまずありえないですね。書類上はこうなってますが、現場にも担当と第三者が行って確認するので・・・ご安心ください!」

さわやか営業マンの熱弁に合わせて設計士も現場について語りだした。

設計士「私も、現場を担当していたことがあるんですけど、ボルトとかも一つひとつチェックして、印付けてるのでご安心くださ~い。」

本来であれば、ボルト一つひとつの締め付けトルクを確認したいところだが、必ず座金のつぶれ具合などで締め付け具合を確認しているというので、ひとまず納得することに。

リケ男とリケ子が住所や名前、日付の記載をして完了。

設計士「今後インテリアのお打ち合わせもあるんですけれど、どんな感じが良いとかご希望ってありますか?」

リケ子「!!!私好きなホテルがあって・・・!オキナワマリオットリゾートアンドスパの客室の雰囲気が好きなんです!絶対家を建てるんなら、あんな感じが良いと思っていて!!」

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設計士は自分のスマホですぐにインテリアを調べ始める。

設計士「・・・猫足のソファとかですね!かわいい~~!!」

リケ子「ですよねですよね!!可愛いですよね!!!この家具の色使いとかも可愛いんですよー」

設計士「本当ですね~高級感もリゾート感もあるけれど、アットホームな感じで落ち着く感じですねー!」

今一つ付いていけないリケ男とさわやか営業マン。設計士はしっかりと間取りの余白に「オキナワマリオット」とメモをして、私たちの元を後にした。

設計士が去った後はほかにも押印をしなければいけない書類があった。この時点ですでに20時半。急いで契約書などほかの書類にも押印をした。全ての書類に押印をし終わった後、突然さわやか営業マンと電卓店長が背筋を伸ばして、私たちの方に向き直った。

さわやか営業マン「リケ男さん、リケ子さん、この度はご契約ありがとうございます!!精一杯頑張らせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします!!」

そう言うと一気に談笑タイムに。

リケ男「そういえば、お二人のお家もヘーベルハウスですよね?お家を建てる時にこだわったポイントとかってあるんですか?」

さわやか営業マン・電卓店長「・・・(無言)」

さわやか営業マン「うちはやっつけで建てたんで・・・」

リケ子「えっ・・・やっつけですか・・・?」

電卓店長「ほら、家を建てるような年代って、営業マンとしても脂がのっているような年代なんですよ。お客様のご要望には勿論真摯に向き合っているんですが、自分の家となると後回しになってしまって・・・。あ、うちは中庭を作りたかったので、そこはこだわりましたかね。でもそれくらいかな・・・・」

電卓店長「作ればよかったものといえば、玄関の下駄箱ですね。うちはシューズクロークを作ったので、下駄箱はいらないと思ったんですよ。でも、家帰って靴を脱ぐときにカギを置く場所が欲しいんですよね。下駄箱があれば置けたので作っておけばよかったですね。やっつけヘーベル(さわやか営業マン)は?」

やっつけヘーベル「うちは、シューズクローク作らなかったんですよ。でもあれはあった方が良いですね。」

電卓店長「ふーん

そう言うと電卓店長はおもむろに話題を変えた。

電卓店長「ちなみにお二人の血液型は何型ですか?」

リケ子「B型ですー」

リケ男「不明なんですよねー」

リケ子のB型もリケ男の血液型不明も、電卓店長にはコメントがしにくかかったようで、特にそれ以上私たちのプロフィールについては深堀されなかった。どうやら電卓店長は血液型占いが好きなタイプなようで、まだまだこの話は続く。

電卓店長「ちなみにやっつけ、お前何型?」

やっつけヘーベル「A型ですけれど。」

電卓店長「ふ~ん。
リケ子「えっ、聞いといたのにその反応ですか!?(笑)」

リケ男(えっ、A型?? A型なのに書類ガタガタって、そりゃふ~ん。ってなるわ (笑) )
やっつけヘーベル「本当ですよー!!!」

電卓店長「だって、お前雑だから・・・(ボソッ)」

こうして和気あいあいとしたムードで契約の日を無事終えた。今後リケ男の激しい拘りとリケ子のとんでもない思い付きのせいで、波乱に満ちた家づくりになる事はこの時は誰も知る由もなかった。