リケ男とリケ子の重量鉄骨2階建てヘーベルハウスFREX建築計画

重量鉄骨ヘーベルハウス FREX(フレックス)建築記 2018年11月完成!!!

レスコハウスのオバちゃんは神店長だった

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鉄筋コンクリート住宅レスコハウス

不動産屋・数珠への嫌悪感でいっぱいな私たちだったが、何とか気持ちを切り替え、別の住宅展示場へと到着した。そこにはヘーベルハウスもあったが、今日の目的は鉄筋コンクリート住宅のレスコハウス

モデルハウスの前で家を眺めていると、感じの良い女性スタッフが出迎えてくれた。数珠の後に会う人であれば、多少の悪人でも感じの良い人に見えそうだが、相対評価ではなくとも、そのスタッフは感じがよかった。

モデルハウスの入口では必ずといっていい程受付嬢がいる。この女性スタッフも今までの人よりはちょっと(いや結構)オバちゃんで、リケ男とリケ子を席まで案内してくれた。モデルハウスに入っても他のスタッフは出てこない・・・。すると、そのオバちゃんはおもむろに名刺を差し出した。また受付嬢だと思い込んでいたが、名刺にはなんと“店長”と書かれている!!彼女がその展示場の店長だったのだ!!!

通常、モデルハウスを見てから客の反応を見て興味がありそうであれば予算など詳細を話し合う、というのがモデルハウス見学の流れだと思っていたが、このオバちゃんは中を見る前にまずお茶を出してくれた。お茶出しのスタッフにまできちんとお礼を言うオバちゃん。お礼がちゃんと言える人に悪い人はいない。

この人は絶対にいい人だ。

鉄筋コンクリート住宅に惹かれてレスコハウスを見に来たこと、土地から探していること、そしてお決まりの話題である今の家賃や年収など質問されるがまま色々と話していた。話す内容は一緒でも、ヘーベルハウスとは営業スタイルが全く異なっていた。ガツガツしていないだけではなく、本当に親身。オバちゃんの家に二人で遊びにきてお茶を飲んでいる、そんな気分だった。

オバちゃん「海外旅行が趣味なら、それにも行きたいよね~。家を建てたからって趣味は辞めたくないじゃない?そこも考えた上での予算じゃないといけないと思うのよね~」
オバちゃん「夜に暗い中歩いて帰るのも物騒じゃない?だから奥さんの事も考えて、やっぱり駅近がいいと思うんだよね。」

どうにか納得できる土地を見つけて、どうにか契約を取らせよという思惑がみえみえなヘーベルハウスとは真逆だった。一通り話をした後、やっとレスコハウスのモデルハウスを見学することに。モデルハウスは3階建て。1階が賃貸を想定したスペースになっていて、2,3階が単世帯住宅だった。確かにおしゃれだが、「リアルサイズ」を売りにしているモデルハウスのため、そこまで大きな特徴はない。ただ間取りを説明している中でも、オバちゃんの人柄の良さがガンガン伝わってくる。

お気に入りの土地を見せてみる

オバちゃんにすっかり気を許した私たちは、先日インターネットで探し当てた土地を話題に出してみた。スマホで土地の情報を見せると、オバちゃんは早速事務所にいる若めの営業マンに詳細を調べるようお願いしてくれた。ドキドキしながら待つと、その土地はまだ売れていないこと、ただ何件か見学の予約が入っていて、いつ売れてもおかしくない状態である事が分かった。

そこで、オバちゃん、営業マンと共にその土地でどのような間取りの家が建てられるかを急いで検討した。レスコハウスにはキューブフィットという、すでに構造計算までされた間取りプランがあり、気に入ったプランを土地に当てはめるだけの商品が用意されている。

若干急いでいたため、その中から好きなプランを探し出し、当てはめてもらった。

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1階・2階の床面積18.36坪、延べ床面積36.72坪。建ぺい率60%・容積率200%の土地の場合、少なくとも18.36坪÷60%=30.6坪の広さが必要である。広さだけでなく、北側斜線制限など、土地にはいろいろな制限が掛けられている。

営業マンとオバちゃんは定規を駆使して問題なく家が建ちそうか検討している。こんなに急に決めてしまっていいものなのだろうか・・・。

検討結果は、“入りそう”という結果になった。さらに詳細な見積もりを出すには1万円支払う必要がある。

土地の素人であるリケ男とリケ子が選んだ土地が本当にいい土地なのか・・・。実際にオバちゃんに見てもらってから判断したかった。しかし、今日はもう遅いので今から見に行くことはできない。そこで、次回実際に見に行く約束をしてレスコハウスを後にした。

私たちにとって、その土地は自分たちで見つけた条件にピッタリの「運命の土地」だった。この土地は絶対に逃したくない。

この土地への思い入れが私たちの家づくりに第一の波乱を起こす事になった。