土地は私たちのものになり、間取りもほぼ決定(というかもうほぼ変えられない)。間取りの打ち合わせにかなりの時間を割いてしまったため、着工予定日までかなり時間がなかった。
地鎮祭はどうする?
細かい設備などを決める打ち合わせの最後に、思い出したようにやっつけヘーベルからこう聞かれた。
やっつけヘーベル「お二人って地鎮祭ってどうされますか?」
リケ男「それって追加料金必要ですよね・・・?」
やっつけヘーベル「はい・・・」
リケ男「あ、やらないです(キッパリ)」
やっつけヘーベル(!!)
やっつけヘーベルがびっくりするのも無理はない。へーベルハウスとの最初の契約時に異常なほどに日取りを大安にすることにこだわっていたリケ男。
そんな人であれば、普通は地鎮祭にもこだわるのだろう。それがこのあっさりさ・・・。普段から神社に行ってお参りなどをしていれば、依頼することを考えるだろうけどそんな習慣もないし、知らない神主さんに支払うお金があるなら60年間住めるヘーベルハウスに使用した方が良いという判断だった。
ということで地鎮祭はやらないことに決まった。本来、地鎮祭をする日には、工事課の担当者と顔合わせをし、軽く今後の流れについて説明を受けるということになっていた。
やっつけヘーベル「工事課のものですが、かなりベテランのものを用意しています!リケ男さんもきっとお気に召すと思います!」
これまで数々の我儘(?)を言いまくってきたため、担当スタッフには相当気を配られているようだった・・・。
地鎮祭(やらなかったけれど)当日
地鎮祭当日(しつこいが、私たちは地鎮祭はやっていない。何て呼んで良いのかわからないのでこれで・・・)。
当日はまだ6月半ばで、もう既にかなり日差しが暑い日だった。土地に到着すると、やっつけヘーベルと見知らぬ男性が一人、ヘーベルハウスと書かれたテントの脇に立っていた。
わざわざこんな暑いのにテントの脇に立たなくても・・・と思ったが、そこがサービス精神のようだ。
フライングヘーベル「初めましてー工事課リーダーのフライングヘーベルです。」
ヘーベルハウスの作業服のような緑のジャンパーとベージュのチノパン姿の工事課担当者。どうやら私たちの担当にはリーダーが用意されたようだ。
今日のフルメンバーはやっつけヘーベル、フライングヘーベル、リケ男とリケ子のすべてで4人。軽く挨拶をした後は、テントの下にテーブルと椅子が設置されていたため、そこに腰をかける。
早速工事の工程の説明か・・・と思ったところ、リーダーがA4の紙を取り出す。その名も「自己紹介シート」。リーダーのプロフィールが書いている。以前は建築士をしていたこともあることやスポーツが趣味であること、そしてもちろんヘーベルハウスに住んでいることが書かれていた。
さすがリーダー。フライングヘーベルはテキパキと話を進める。敷地内にはすでに縄が張られている。フライングヘーベル、やっつけヘーベルと4人で設計図を見ながら、敷地の中をぐるっと回る。
フライングヘーベル「ここが玄関で、この辺りに~ご寝室が来る感じですね〜」
のんびりとした口調のフライングヘーベル。いかにもいい人そうだ。
フライングヘーベル「基礎のイメージはこんな感じですね~」
実寸大の模型パネルで分かりやすく説明してくれた。
一通り説明を受けた後は再びテーブルに座り、工事日程の説明。エクセルで作ったと思われる表で日程が一発でわかる。この日程表によると10月末には建物も完成し、11月の頭に引き渡しになるようだった。
フライングヘーベル「それでは、今日はこれくらいで〜これからよろしくお願いします〜!」
えっ、めっちゃあっさり!神様呼ばないとこんなにあっさりなの?30分くらいしかかからなかった?いや、暑いしもういいんだけれど・・・
最後にせめて全員で記念撮影でも・・・と思ったリケ子。カメラを用意して声をかけようとすると・・・
フライングヘーベル「あ!お撮りしますね!」
リケ子「あ・・・えっと・・・」
フライングヘーベル「並んでください〜!はい、チーズ!」
全員で撮影をしようと思ったのに、なぜか二人とヘーベルハウスのテントの写真が撮られた。まぁこれもいい記念かもしれない・・・。