外構の打ち合わせをしつつ、工事は着々と進んでいた。埼玉県は秩父側と江戸川側で地盤の強さが全く違う。リケ男とリケ子の家はどちらかと言うと江戸川側。この江戸川側には強い地盤が全くない。まるで底なし沼のようだ。
地盤の強さが調べられるサイト
土地を探す際に気になるのが地盤の強さ。出来る事なら強い地盤のところに住みたいもの。そこで、気になる地点の地盤の強さが調べられるサイトをまずは紹介したいと思う。
国土地盤情報検索サイト"KuniJiban"
上のリンクを開くとこのような画面になるので、「地理院地図版を利用する」をクリック
地図が出てくるので、調べたいところへ地図を移動する。
ピンポイントで自分の調べたいところは検索できないが、付近で調査したところがないか探してみる。今回は「防衛医科大学校」(秩父側)を見てみることに。青丸をクリックして、
ポップアップメニューの表示をクリック
このグラフのN値が右に行ってれば行くほど、硬い層があるという事になる。その硬いところの左側を見ると、「10」と書いてある。この10は深さの事で、10m下に硬い層があるという事が分かる。
せっかくなので、我々の家のそば(つまり江戸川側)はどうなっているか見てみよう。
レイクタウンのところに調査した結果がある。ちなみに、レイクタウンには池があるがこれは人工的に作られた池で元々は田んぼだった場所だ。
35m調査した結果硬いものはなかったという結果・・・。えっ、そんなことってあるの??もう少し違うところを調査・・・
獨協大学のそばはどうかな・・・
硬いところは42m・・・深すぎでしょ
マンションであれば、この硬い岩盤層まで杭を打ち込むが、一軒家ではそこまでしないようです。マンションは太い杭を打ち込みますが、一軒家用は細い杭。その細い杭を奥深くまで打ち込むのが難しいのか、打ち込んでも折れやすくて意味がないのか。どちらにしても、ここまで打ち込むことはしないよう。
ヘーベルハウスの地盤改良
ヘーベルハウスはいくつかの地盤改良手段を持っていて、それぞれの土地に合わせた方法を採用するらしいです。そして、この底なし沼にピッタリの地盤改良方法がこちら。
ASWパイル(旭化成スパイラルウィング)
(旭化成建材Webより)
こんな感じで、羽の付いた杭を打ち込むことによって、その羽の摩擦力で建物を支える方法らしい。埼玉県の江戸川側はこういう方法を普段から使用しているという事なので、まあ信頼できる方法なのでしょう。
この地盤改良費なんと200万円・・・安全な家のためには仕方ないです。さっそく打ち込んでもらいましょう。(重量鉄骨に変更したら杭が1本増えました・・・)
打ち込みが終わると、杭があるところには金属のプレートが置かれていました。この後は基礎の配筋とコンクリート打設です。