あれから、リケ男は3階建ての間取りを色々と考えていた。
リケ男(あの間取りも良かったけど、こっちもいいな・・・。)
そんな時に、携帯に電話が・・・
リケ男とリケ子の家づくりを邪魔する小人
やっつけヘーベル「こんばんは。旭化成のやっつけヘーベルです。今回、ちょっとご相談がありまして・・・。」
リケ男「何でしょう?」
やっつけヘーベル「リケ男さんたちって、今3階建てを検討されていると思うのですが、そのことを北側の土地を管理している小人不動産に伝えておいた方が良いかなと思いまして・・・」
この時、リケ男達が契約した土地の北側に、同じ小人不動産が所有する販売中の土地があったのだ。その土地を購入するお客さんのために3階建てが建つかもしれないという情報を伝えておこうという話だった。
リケ男「まぁ、北側のお客さんのためだから・・・。いいですよ。」
この時は何も考えずに返事してしまった。
数日後
やっつけヘーベル「ちょっと大変な事になりまして・・・。」
リケ男「何がですか?」
やっつけヘーベル「小人不動産が、3階建てにするなら土地を売らない。と言い出しまして・・・」
リケ男「えっ?」
やっつけヘーベル「土地の条件的には3階建てにしても全く問題ないんですが、小人たちが何故かごねだしたんですよ。でも、ご希望は3階建てですよね?」
この時、まだはっきりと3階建てにすると決めたわけではなかった。何故なら・・・価格が高くなるから。でも、このまま小人たちの言いなりになって、3階建てが建てられない条件付きの土地を購入することになるのも許せない。
リケ男「そうです(怒)そんな条件の付いた土地を契約した覚えはないんで!!!だいたい、小人たちの言いなりになって建てた家なんかに住みたくないです!!!」
やっつけヘーベル「ああぁぁぁ、そうですかぁぁ(狼狽)。本当に申し訳ありません。数珠さんと頑張って説得するようにしますので少しお時間をください。」
リケ男「そうしてください、分かりました(怒)」
家の間取りも仕様も決まっていない我が家が、さらに小人たちのせいで面倒な事になってしまった。
電話を切った後に、土地の契約に関してネットで色々と検索したリケ男。すると、手付を放棄すると契約を解除出来る事。業者側から契約を解除したい場合は手付金の2倍を支払えばOKなど、いろいろな情報があった。
早速、土地の契約書を確認してみた。するとそこには手付解除できる期限というものが記載されていて、なんと、その日付はとっくに過ぎていたのだ・・・。
つまり、小人たちは違約金を支払わなければこの契約を解除することができない状況になっていたのだ。違約金は手付金と違ってかなり高額に設定されている。
また、ヘーベル側でも、この土地に合わせて間取りなどの検討を2か月は行ってきている。違約金だけでこの話を終わらせることなんてヘーベル側にとっても黙ってはいられないはずだ。
このまま解除されてしまっては、苦労して行ってきた土地探しからまた始めなければならない。いてもたってもいられず、知り合いの弁護士にこの件についてサポートしてもらえるのか確認した。
弁護士「この分野得意なんで!!任せてください!!」
まだ、詳細な相談はしていないので費用は無料だ。(通常、相談すると30分5,000円とか取られます・・・。)
これで、こちらの戦闘態勢は整った。あとは、小人たちがどう出てくるかだ。