リケ男とリケ子の重量鉄骨2階建てヘーベルハウスFREX建築計画

重量鉄骨ヘーベルハウス FREX(フレックス)建築記 2018年11月完成!!!

住宅展示場でヘーベルハウスに出会う

ヘーベルハウスモデルハウス

ローコスト住宅タマホーム

うれしいのか、残念なのか、最寄りの住宅展示場にはパナソニックホームズのモデルハウスはなかった。ただ大手と思われるメーカーは殆ど揃っており、呼び込み嬢に誘われるがままに、モデルハウスを見て回った。

最新の家の構造について調査に来た私たちとしては、最新のキッチンや間取りなんてどうでもいい。モデルハウスに入ると営業マンは「アンケートだけでも・・・!」と用紙を渡してくるが、ダイレクトメールが来てもゴミ箱行きは目に見えているため名前のみを記載した。

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※画像はイメージです。

まず最初に入ったのは、「ハッピーライフ♪ハッピーホーム♪」でお馴染みのタマホーム。

対応してくれたのはパッとしない営業マン。ただもらった名刺を見て驚いた。このパッとしない人は店長だった。

どうやら見たモデルハウスは「木造軸組在来工法」だそうで、店長は私たちに必死に説明をしているが、全く興味が持てない。木造なんて大きな地震が何度も来たら崩れるに決まっている(偏見)!

店長の構造に関する説明をあまり聞いていなかったが、唯一覚えているのは、「大きな地震が来てもすぐには崩れない」ことと、出してくれた飲み物がメイソンジャーに入っていておしゃれだった事。

特に目新しい構造でもなかったため、メイソンジャーを空にしてタマホームを去った。

シーカスを自慢げに説明してくる積水ハウス

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※画像はイメージです。

タマホームの隣には積水ハウスがあり、流れるがままに積水ハウスのモデルハウスにも入った。どうやら全国販売戸数1位らしい。これは期待できるかも。

中に入ると間取りの説明と共に構造モデルを使って構造の説明もしてくれた。説明してくれた営業マンはややドヤ顔で、「地震エネルギー吸収システムシーカス」が大臣認定されている事を教えてくれた。詳しく話を聞いていると、ゴムで地震エネルギーを吸収するというものらしい。

リケ子「あのーゴムって伸びないんですか?」
営業マン「ゴムって言ってもそんな弱いものではなく、強度があるものですので、その心配は不要ですよ(ドヤ)」

さらに営業マンは自慢げに外壁の話で攻めてくる。積水ハウスの外壁は、一般のものと比べて、強度と耐久性・耐防火性に優れるダインウォールというコンクリート製の外壁が選べるらしい。また見た目としても、彫が深く美しい家が出来るメリットがあるとか。

営業マンは熱く語っているが、ものすごく胡散臭い。
何かにつけて大臣認定をアピールをし、大臣認定=安全!という論理展開のようだ。一通り説明をし終わった営業マンは、「もうお帰り頂いていいですよ」的な空気を醸し出し始め、そこに全国販売戸数1位の余裕さを感じた。

思った以上に人の話を聞くのは疲れる。
タマホームも積水ハウスもそこまで長時間話を聞いた訳ではないが、疲れてヘトヘト。今日のところはこれで調査を終わりにしようと車に向かった所に、「ヘーベルハウス」が。

爽やかな営業マン現る

リケ男「ヘーベルハウスって見たい家だったんだよねー結構高い家のはず~」
リケ子「え、有名なメーカーなの?有名どころって言えば、土屋ホーム木の城たいせつじゃん??」

帰るつもりだったのが一転、私たちの会話を聞き逃さなかった呼び込み嬢に誘われ、ヘーベルハウスも見ることに。

リケ子心の声(なんでこんなに外壁カクカクしてるの・・・?)

ヘーベルハウスが有名なハウスメーカーである事を証明するかの如く、モデルハウス内は人でごった返していた。積水ハウスやタマホームとは違い、営業マンがピッタリと付いて説明してくれる余裕はないようで、事務と思われる女性がハウス内を案内してくれた。

1階にヘーベルハウスと一般的な床のサンプルが並べられており、その上で足踏みをしても、一般的な床はドスドスいうが、ヘーベルハウスはかなり足音が響かないことが分かった。

案内役の女性は営業ではないためか、構造に関する質問をしても今一つな回答。ただそんなイマイチな対応のなか、目を引くパネルがあった。それは、2015年秋の鬼怒川の決壊で周りの家が流されてしまった中でも、1棟ヘーベルハウスの家だけが流されずに残ったというもの。

これを知っていたリケ男は自慢げにリケ子にアピールしてくる。

リケ男「ほらほら、だから見たいって言ったんだ。凄い家なんだよ!ヘーベルハウスは!!」

モデルハウス内を1周し、帰ろうと玄関で靴を履こうとしていたところで、営業マンがタイミング良く声を掛けてきたため、もう一度中に入って話を聞く事に。

その営業マンは爽やかな笑顔でヘーベルハウスの紹介を始めた。その説明からは、彼が心の底からヘーベルハウスの技術力に惚れ込んでいる事がガンガン伝わってくる。どうやら彼の家もヘーベルハウスらしい。

もし娘が結婚相手として連れてきたら誰もが喜ぶような好青年タイプの営業マンだったためか、これまで構造にしか興味がなく、アンケート用紙に名前のみしか書いていなかった私たちも何故か今のマンションの家賃や実家の天井が落ちた事を話し始め、疲れていたはずなのにヘーベルハウスの事を更に知りたくなってきた。

そんな時営業マンから翌週の都合を聞かれた。

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営業マン「来週、バス見学ツアーがあるんですが、もし宜しければぜひ来てください!工事中の家が見れるので、ヘーベルハウスの構造を間近で見る事が出来ますよ!」

構造を間近で見られるって・・・!?行きたい・・・

そして気がついたら私たちはバス見学ツアーの予約申し込みをしていた。

私たちの興味が、最新の住宅の構造から「ヘーベルハウス」へ変わっていった瞬間だった。